2024年09月14日

SMSの開封率が高く顧客に読まれやすい理由。メリットや活用ポイントは?

SMSの開封率が高く顧客に読まれやすい理由。メリットや活用ポイントは?

SMSはEメールと比較して、開封率が高く顧客に読まれやすいと言われています。今回はSMSが顧客に読まれる理由と、事業者がSMSを使うメリットや効果的に活用するためのポイントを紹介します。

SMSとメールの開封率を比較

SMSの開封率に関してはさまざまな企業が異なる数字で開封率の高さを伝えています。公表している数字は企業によって異なりますが、概ね80%〜98%程度を謳っているようです。一方メールに関しては、業種にもよりますが20%前後の開封率と言われています。

マーケティングや集客でSMSやメールを活用する目的は、開封してもらった後にリンクに飛んでもらったりアンケートを送信してもらったりという反響につなげることです。また、災害情報通知、2段階認証の暗証番号通知に関しては、確実に対象者に届きかつ目を通してもらう連絡手段を選ぶ必要があります。どちらにしても、まず開封してもらわないことには始まりませんので、その点で開封率が圧倒的に高いSMSは有効です。

SMSが読まれやすい理由

SMSが読まれやすい理由は携帯電話番号に対して送るサービスであるところによるものが大きいです。なぜSMSは読まれやすいのか、詳しく解説します。

携帯電話番号は変更されづらい

EメールアドレスやSNSのアカウントと違い、携帯電話番号は余程のことがない限り変更されません。理由としては公的機関や金融サービスなどの本人確認に使われ、変更すると再登録が面倒だからです。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)制度により、携帯電話番号をそのまま他の携帯電話会社に引き継ぐことが一般的になっており、従ってライフステージが学生、社会人と変わる中でも、送信したいターゲットに届く可能性が高いです。

スパムメッセージと混同されにくい

SMSはEメールに比べてスパムメッセージ・迷惑メールが少ないです。理由としては、1通送信するごとに料金がかかることと、詐欺的な活動をしている業者がコスト面で嫌がること、Eメールアドレスのように捨てアカウントが作りにくいことなどが挙げられます。SMSでもスパムが送られてくることはあるとはいえ、重要な連絡が埋もれてしまうほど大量に届くことは少ないでしょう。そのため、SMSはユーザーの目に留まり開封してもらいやすいです。

受信件数がメールより少ない

スパムメールではないメッセージも、Eメールに比べるとかなり絞られます。Eメールだと人によっては1日100通近いメールを受信することも珍しくありませんが、SMSでそこまで大量のメルマガ等のメッセージが届くことは考えにくいです。

アプリのインストールが不要

LINEやFacebook Messanger、InstagramのDM等、メッセージツールとして使われているアプリは様々ありますが、全て自力でスマホにインストールが必要です。しかし、SMSは必ず初期機能として搭載されているため、携帯電話番号を持っている人ならば全ての人が受信に気づき開封することができます。

スマホ上でデフォルトで通知される

SMSは受信した際の通知もデフォルトでオンになっています。様々な認証の際にSMSにパスワードが届くため、あえて通知オフにする人は少ないです。そのためSMSは受信に気付きやすいです。

事業者がSMSを活用するメリット

開封されやすいSMSは事業者にとって顧客とコンタクトする上でメリットが大きいツールです。具体的にメリットを紹介します。

開封率が高いので効果を出しやすい

SMSの開封率の高さは、マーケティングの成功に直結しやすいため、事業者にとっては魅力です。読まれない、気づかれないことによる機会の損失リスクが低く、内容さえ顧客にマッチングすれば反響につながります。

リマインドや督促など重要な連絡に効果的

開封率が非常に高いことから、見逃されてはまずい重要な連絡に効果的です。例えば、来店前日の予約確認、支払いの期限通知や督促などによく使われています。

アンケートの回答を得やすい

開封率が高いため、アンケートをSMSで送信すれば、Eメールよりも回収率が高くなります。特典をつけたり等で、アクションを促す工夫をすればさらに効果は高まるでしょう。

SMS認証が使える

ログイン時の二段階認証などにSMS認証を活用するのもよく目にします。パスワードを入力する以外にSMSで送られてきたワンタイムパスワードを入力することで、より本人確認の精度を高めセキュリティを強化するというものです。携帯電話番号が本人確認手段として信頼度が高いことを活かしています。

電話や郵送よりコストが安い

SMS送信には費用はかかりますが、1通数円ですので電話や郵送よりもコストが安いです。また、業務を担当する従業員の労力も電話や郵送と比べて軽くなります。

幅広い年代に届く

SMSは携帯電話を持っているあらゆる人に送信できます。スマホでなくてもガラケー持ちの高齢者まで対象となるため、幅広い年代とコンタクトを取れる連絡手段です。

SMSを活用する上でのポイント

SMSの効果を最大限に発揮するためには内容が伝わる文章であることと、怪しさがなく安心して読まれることが大切です。SMSを活用する上でのポイントを紹介します。

670文字(半角だと1530文字)以内で簡潔に伝える

SMSは文字数制限があり、670文字(半角だと1530文字)以内で文章を作る必要があります。画像や動画の埋め込みはできないので、テキストだけで完結にわかりやすく伝えるようにしましょう。タイトル入力欄はないため、文章の冒頭をタイトル風のインパクトあるキャッチフレーズにしたり、内容の端的な要約にしたりすると良いでしょう。

また、リンクを貼る場合は、企業やサービスの公式ページであることが伝わるように、短縮URLは使わない方が良いです。短縮URLは企業名やサービス名がURL文字列から消えてしまうため、フィッシング詐欺を警戒されてクリックされないということが起こり得ます。

どこから届いたメッセージなのかわかりやすくする

スパムメールやフィッシング詐欺メールでないことを伝え、SMSを安心して開いてもらうためには、どこから届いたメッセージなのかわかりやすく伝えることも重要です。【会社名】のような感じで冒頭に記載すると安心感が高まります。

SMS一斉送信ツールも便利

このようにSMSは非常に事業に役立つメッセージツールです。現実的には顧客に対して1通1通手動で送るより、一斉送信ツールを活用して数百通、数千通といった本数のSMSを自動で送るのが便利です。自社の求める送信数や機能にあったSMS一斉送信ツールを選びましょう。

ソフトプラン株式会社の発助SMSは、事業者のスマホ経由で顧客にSMSを一括送信できる格安、簡単なサービスです。

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