2024年11月07日

SMSをPCから送信する方法は?ツールを使えば一斉送信も可能!

SMSをPCから送信する方法は?ツールを使えば一斉送信も可能!

SMSをいちいち手元のスマホの小さい画面で送るのが大変、宛先毎に一通ずつSMSを送信するのは面倒と感じたことがある方は多いのでは。今回はPCからSMSを送信する方法と、PCから大量のSMSを一斉送信する方法を紹介します。SMS一斉送信はビジネスで広く活用されています。

パソコンを使ってSMSをスマホから送ることは可能

パソコンを使ってSMSをスマホから送ることは、1通ずつなら比較的簡単にできます。発生する料金もSMS送信料金だけなので、プライベートの連絡など1通ずつで良いような場合は、下表①~③の方法を使ってみましょう。具体的手順は下表の下にまとめます。

スマホパソコンのアプリMacWindows
AndroidGoogleメッセージ
Microsoftのスマートフォン連携非対応
iPhone
Macのメッセージ非対応

①Googleメッセージを使う(Android + Mac or Windows)

1) スマホで「(Google) メッセージ」を開く。通常、最初からインストールされており、青色の吹き出しのアイコンです。無ければGoogle Playからダウンロード・インストール。

2) 右上のgoogleアカウントのメニューにある[デバイスのペア設定]をタップ

3) パソコンの Chrome や Safari などのWebブラウザでGoogleメッセージを開き、スマホのGoogleアカウントと同じアカウントでログインする

4) スマホ側のGoogleメッセージで3つの絵文字が表示されるので、パソコン側で表示されているものと同じものをタップ

5) ペア設定が完了した旨のメッセージが出たら、パソコンのGoogleメッセージからSMS送受信を行う

②スマートフォン連携を使う(Android or iPhone + Windows)

1) スマホとWindowsのBluetoothをオン

2) Windows 10 / 11 の検索窓で「スマートフォン連携」と検索して起動。アプリが無ければMicrosoft Storeからパソコンにダウンロード・インストール。

3) Android と iPhone の選択画面が出るので、どちらか を選択。

選択画面が出ない時は、[設定]→[デバイス]→[デバイスの追加]ボタンを押す。

4) QRコードが表示されるので、スマホのカメラ等から読みとる

5) パソコンに表示されている確認コードをスマホに入力

6) スマホでマイクロソフトにサインインし、許可確認画面が出たら許可

7) パソコン側で[続行]ボタン→[開始]ボタン押す

8) タスク(写真表示/通話発信/SMS送信/PCでモバイルアプリ使用)を選択する画面が出るのでSMS送信を選択

9) パソコンの「スマートフォン連携」からSMS送信を行う

③Macのメッセージを使う(iPhone + Mac)

1) Macに標準搭載されている「メッセージ」を開く

2) iPhoneで使っているApple IDでログイン

3) iPhoneで[設定]→[メッセージ]→[SMS/MMS転送]をオン

4) 同じAppleIDでサインインしているMacを「アクティブ」に設定

5) Macの「メッセージ」からSMS送信を行う

※最新バージョンでは上記3)、4)は不要のようです。

PCからSMSを一斉送信したい場合は有料のツールが必須

上記の方法でPCから1通ずつSMSを送ることはできますが、複数の宛先に一斉送信をすることはできません。有料のツールを使う必要があります。

料金体系は、1通あたりで送信料金が設定されているもの、月額定額+SMS送信料金で設定されているもの等があります。ツールによって機能もかなり差があるので、自社が必要としている機能と価格とのバランスを見て、過不足ないツールを選びましょう。

SMS一斉送信ツールの主な機能

SMS一斉送信ツールの基本的な機能は以下の通りです。機能の中でどこまで多くのことができるか、オプション的な機能があるかはツールによって異なりますが、少なくとも下記はできると考えておけば大丈夫です。

1日の送信限度数が大幅に増えるか上限なしになる

1台の携帯電話から1日に送信できるSMS送信数には200件の上限があります。SMS一斉送信ツールを使うことで送信できる数が大幅に増えるか、上限がなくなります。仕組みとしてはツールによってさまざまありますが、1台のスマホでそのまま大量送信できるか、複数台のスマホを使うことで大量送信できるかなどの違いがあります。

日時指定で送信

あらかじめメッセージを作っておいて、送信日時の予約をすることができます。送信日時が決まっているような用途の場合は、事前に作っておくことで漏れや工数を削減できます。

送信メッセージ作成

送信するメッセージをツール上で作成し、複数パターン保存しておくことができます。

送信先の電話番号を一斉インポート

送信先の電話番号をcsvやExcelファイル等で一斉インポートすることができます。インポート後の編集も可能です。

送信結果を確認できる

送信したSMSが無事届いたか、送信失敗したかなど送信結果を確認できます。送信失敗した電話番号はリストから削除すれば次回からは送られません。

データ自動集計

送信結果のデータをカウントして自動集計します。いちいちファイル出力しなくても管理画面から一目でわかるので簡単です。

こんな用途ならPCからSMS一斉送信が有効

SMSは開封率が高いという特徴があり、重要な連絡や即時性が求められるマーケティングに利用されることが多いです。具体的にどのような用途での活用が有効なのでしょうか。

督促、期限日告知

支払いの督促や、支払い期限、キャンセル期限の告知などはSMS一斉送信が便利です。SMSは開封率が高いため、見落とされにくく重要な告知が確実に届くというメリットがあります。

予約確認

来店の前日の予約確認のようなリマインドも、見落とされにくいというSMSのメリットを活かした使い方といえます。また、予約した情報やマイページのリンクを予約確認SMSに貼り付けることで、来店前に顧客が予約情報を探す手間を減らすことができ、顧客満足度が向上します。

アンケート

大量にアンケートを集めたいときもSMS一斉送信は便利です。SMSは開封率が良いため回収率がよく、さらに送信後即回答をもらえるのも即時性が重要なアンケートだとありがたいです。

キャンペーンの案内

さまざまなキャンペーンの案内にもSMS一斉送信はよく使われています。SMSはEmailと違ってタイトルがつけられないため、冒頭のキャッチコピー的な文章が重要です。また、SMSの文字数は全角で670文字、半角英数字で1,530文字の制限があるので、内容を絞ったり貼り付けるURLがあまりに長すぎないように気を付ける必要があります。

PCからのSMS一斉送信を上手に活用しよう

手元のスマホでSMSを1通ずつ送るのは、上記で紹介したような用途だと現実的に工数がかかりすぎます。PCからSMSを一斉送信できれば工数が大幅に削減でき、さらに送信できる数も大幅に増えます。開封率が高いSMSを大量に一斉送信できるのはメリットばかりなので、是非SMS一斉送信ツールの導入を検討しましょう。

 

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