2025年02月10日

SMSの送信文字数に制限はある?+メッセージ(プラスメッセージ)の使用条件についても解説!

SMSの送信文字数に制限はある?+メッセージ(プラスメッセージ)の使用条件についても解説!

SMSのキャリア別、機種別の送信文字数について紹介します。また、文字数制限なしでテキストを送れ、画像や動画などのファイルもキャリアを超えて送受信できる「+メッセージ(プラスメッセージ)」に関しても、解説していきます。

キャリアが定めるSMS送信文字数

大手3社キャリア(docomo、au、Softbank)のSMS送信文字数は、全社間で統一されています。全角670文字、半角1530文字です。また、この送信文字数は同一キャリア同士でも他社間でも同じ文字数上限となっています。画像や動画等のテキスト以外のファイルは送信できません。

以前は全角70文字だったり他社間の送信上限文字数が少なかったりと制限が多かったため、メッセージの内容に工夫が必要でした。しかし、現在の文字数になったことで、ある程度長文のメッセージでもSMS上で送信可能となり、SMSの活用の幅は広がっています。

iPhoneのSMS送信文字数

iMessageはiPhoneに標準搭載されている電話番号間のメッセージ送信アプリで、テキストの文字数制限はありませんし、動画や画像も送信可能です。

ただし、iMessageを送受信できるのはiPhone端末同士のみ。例えばiPhoneとAndroid間でiMessageを送受信することはできません。仮に、iPhone以外の端末に画像等を送った場合、送信エラーとなります。iPhone以外の端末へのメッセージの送信はキャリアが定めるSMS送信文字数である全角670文字、半角1530文字以内となり、これを超えてもやはりエラーとなります。

送信する側はiMessageも他端末へのSMSも電話番号宛に送信するだけです。つまり、自分がiMessageで送ったのか、通常のSMSで送ったのかは送信前にはわかりません。iMessageで送信した場合はメッセージの吹き出しが青色になり、SMSで送信した場合は緑色になるので送信後に見分けることは可能です。

AndroidのSMS送信文字数

Androidでは基本的に、キャリアの定める全角670文字、半角1530文字、テキストのみが適用されます。ただ、最近のAndroidの場合、後ほど説明する「+メッセージ」が標準インストールされていることが多いです。

ガラケーのSMS送信文字数

ガラケーのSMS送信文字数は全角70文字、半角160文字が最大となります。これは携帯電話普及当初から変わらない数字で、ガラケーだけはこの文字数が増えることなく引き継がれています。

iPhoneやAndroidのスマホからこの最大文字数を超えるメッセージが送られてきた場合、受信は可能ですが自動的にメッセージが分割されます。

文字数制限を気にせず送信できる+メッセージとは

キャリア関係なく電話番号同士でメッセージを送り合えるSMSの上位バージョンとして、+メッセージというアプリがあります。文字数無制限のテキスト、画像や動画などのファイルも送信できる便利なメッセージアプリです。携帯電話番号同士で行うやり取りですが、データ通信で送受信するため、SMS送信料金もかかりません。+メッセージはRCS(Rich Communication Service)という新しい規格になります。2018年から国内キャリア3社で提供を開始しました。

使用するには+メッセージのアプリがスマホにインストールされている必要があります。プラスメッセージを相手がインストールしているかどうかは、アプリ内の連絡先の名前の右側にアイコンがついているかで判別可能。アイコンがついていなければ+メッセージ非対応となり、通常のSMSとして送信されます。

通常のSMSとして送信された場合は、全角670文字、半角1530文字が上限文字数、テキストのみになるので、これ以外の内容だと送信エラーになります。

また、2018年以降にリリースされたAndroid端末の場合、+メッセージが標準のSMSアプリとして購入時にインストールされていることが多いため、送信する側も受信する側もSMSなのか+メッセージなのかあまり認識せずに使っているケースが多いです。

しかし、iPhoneに関しては+メッセージはデフォルトでインストールされているアプリではなく、既存のSMS/iMessageがデフォルトで設定されています。2024年9月に提供されたiOS18よりRCSメッセージングのサポートをiPhoneに追加することをAppleが発表したため、今後iPhoneでも+メッセージが使いやすくなることが予想されます。

SMSを便利に使いこなそう

シンプルなテキスト送信ツールというイメージがあるSMSですが、送信できる文字数も増え、画像や動画などのファイルも送信できる上位版のアプリも生まれるなど、幅広いニーズに対応できるツールに進化を続けています。SMSや+メッセージでできることを理解すれば、用途や相手によってメッセージを便利に使い分けることができ、プライベートでも仕事でも上手に活用できるようになるはずです。

 

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