1日のテレアポ件数の目安とは?架電数を増やすデメリットやアポ率を高める方法も紹介
テレアポにおいては、トーク内容を重視すると同時に効率よく架電する必要があります。今回は、テレアポの1日の件数の目安を紹介しつつ、テレアポの成功確率や効率を高める方法を解説していきます。
テレアポは1日何件かければ良いのか
テレアポの架電件数にはノルマが設定されている場合もありますが、会社や販売する商材によって目安はまちまちです。1日100コールが必須という現場もあれば、60件程度という現場もあり、それが正しいということはありません。とはいえ、一般的な目安がわかれば目標は立てやすいので、ここではどういう基準で架電目標数を設定すれば良いのか考えていきます。
個人向けテレアポだと1日の件数の目安は「100〜200件」
個人向けテレアポをする場合だと「1日あたり100〜200件」が目安となります。随分幅がありますが、これは商材の性質やトークの内容によって一回のトーク時間に大きく差が出ることが理由です。
個人宅の場合、留守やガチャ切りされることが多いため、10秒程度で切られてしまうことが大半です。逆に話せた場合は非常に長くなることもあるため、平均的なトーク時間を出すのが難しいですが、仮に一回あたりのトーク平均時間を2分(架電後の入力業務等を加味した時間)として、6時間架電したとします。60分÷2分×6時間=180件が架電件数です。
また、商材の内容が話を聞いてもらいやすいものだったとして、仮に一回あたりのトーク平均時間を3分(架電後の入力業務等を加味した時間)として、6時間架電したとします。60分÷3分×6時間=120件が架電件数です。
法人向けテレアポだと1日の件数の目安は「60件」
法人向けテレアポをする場合だと「1日あたり60件」が目安となります。理由としてはつながる時間が限られていることと、トーク時間が個人向けより長くなりやすいことが挙げられます。
法人向けのテレアポの場合、営業時間が9:00-18:00だとするとそれ以外は繋がりません。また、朝一番の電話は朝礼や会議が被ることが多く、お昼時は休憩やランチで稼働していないことも一般的です。これらの時間を避けて架電すると、必然的に実際架電できる時間帯は限られ、10:00-12:00、13:00-17:00の4〜5時間に集中して架電する必要があります。
また、法人の場合、個人宅よりも受電した最初の受付が丁寧なことが多く、担当者につながればアポが取れるかは別としてある程度話を聞いてくれるため一回のトーク時間は長くなります。
仮に5時間架電し、一件あたりのトーク時間を平均5分(架電後の入力業務等を加味した時間)と仮定した場合、60分÷5分×5時間=60件となります。
テレアポの成功確率は?
テレアポの成功確率は概ね1%未満〜10%程度が一般的です。これまで全く接点のない新規顧客の場合、テレアポの成功確率は0.1%〜1%程度といわれています。ただし、成功確率についてはオペレーターのトーク力や商材によってもかなり差が出るため、同業界であっても会社によって全く異なります。
架電数を増やすデメリット
テレアポにおいて成功数を増やす最も簡単な方法は「件数を増やす」ことです。しかし、単純に架電数を増やすことには、主に2つのデメリットがあります。
トークの質が落ち、テレアポ成功確率も低くなる
テレアポの成功数が増えないからといって、無闇に架電数を増やすとトークの質が落ちてしまうリスクがあります。
件数を増やせば増やすほど1コールあたりに割り当てられる時間が削られます。あまり丁寧すぎて時間がかかりすぎてもいけないですが、トークが雑になると重要なポイントが伝わりづらくなり、結果興味を引かず断られ成功確率が落ちてしまいます。
オペレーターに過度な負担がかかる(離職率が上がる)
架電件数を増やすと、オペレーターは1つの架電を終えた後、すぐさま次の架電に移らなければなりません。報告事項や後処理で時間がかかる上に次々に電話を発信するとなると、休憩する余裕どころか頭を切り替える余裕もなくなってしまいます。こうした厳しい架電ノルマは、オペレーターのストレスにも直結します。
最終的には離職率の上昇につながり、オペレーターが定着しにくい環境になってしまうでしょう。求人や教育の手間がかかることになり、人員が少ない中でさらに架電ノルマがきつくなるという悪循環に見舞われるリスクも想定できます。
テレアポ成功確率を高める方法
以上のように、架電数を単純に増やすだけではデメリットがあります。そのため重要なのは「効率を高めること」です。少ない労力で大きな成果が出せる効率の良いテレアポはどうすれば実現できるのでしょうか。
架電リストを見直す
商材のターゲットとして適切な架電リストになっているか見直しましょう。例えば個人向けテレアポの場合、エリアや年齢層のみからリストアップしていることがあるかもしれませんが、それを同ジャンルの商品の購入歴があるか、生活環境は設定したペルソナとあっているかなどからさらに精査していきます。結果としてより成功確率が高い架電リストが出来上がります。
ただし、これを行うためには自社で事前に情報収集を行う必要があります。アンケートやセミナーで個人情報を収集する労力やコストがかかるため、全ての会社で実施するのは難しいかもしれません。
トークスクリプトを見直す
トークを始めてすぐにガチャ切りされてしまう場合、もしかすると顧客の心に刺さるフックが不足している可能性があります。例えば冒頭に「無料で〜」のようなインパクトのあるフレーズを入れれば顧客としては話を聞くモチベーションが上がります。他にも「補助金が出る」等、顧客に対して金銭的なメリットがあることを伝えるようなトークスクリプトを意識してみると良いでしょう。
繋がりやすい時間や顧客の温度感をあらかじめ把握・分析する
顧客が電話に出やすい時間帯を知っておくだけで、その時間を狙って架電をすることができます。また、時間を空けて複数回架電することもあるはずなので、顧客がどの程度関心を示しているかの温度感や、実際の電話応対で得た感触をデータで全オペレーターに共有しておくのも効果的です。次回からのアプローチがより洗練されていきます。
オートコール(自動発信)を活用する
上記はある程度人力でできる内容ですが、実行が難しかったり既に頭打ちであるようなら、「自動化」での効率化を検討してみましょう。テレアポにおける自動化の代表的なものとしては「オートコール」があります。
オートコールとは、テレアポリストに入力された電話番号に対して電話の発信を自動で行ってくれるシステムです。自動で架電しつながった電話だけをオペレーターに流せるため、大量に架電をしつつ無駄のない対応が可能になります。
テレアポを効率化するならおた助
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